★みたか発電5月~6月のイベント報告★

2021年5月30日(日)

竹村英明さん講演会「なぜ新電力に切り替えるのか 地球にやさしい電気とは」

 

これまでもみたか発電のイベントに何度か参加してくださった竹村英明さんをお招きし、オンライン講演会を行いました。竹村さんは2014年に市民の発電事業をつなぐ「市民電力連絡会」を設立(2017年にNPO法人に。現在は理事長を務める)。また2015年には再エネ発電の「イージーパワー株式会社」を設立して代表取締役に、そして2017年に電力小売の「グリーンピープルズパワー株式会社」を設立してこちらも代表取締役として活躍されています。

 

この日の講演では日本の再エネの現状や可能性、エネルギー政策の構造的問題、なぜ新電力を選ばなければならないのか、などが話されました。地球温暖化の原因となる温室効果ガスの実質的な排出量をゼロとする『脱炭素社会』の実現に向けて、私たちが最も取り組みやすいのが「新電力に切り替えること」と竹村さんはおっしゃっています。

 

大手電力会社による原発や化石燃料で作られた電気を巨大な送電線で送る電気ではなく、地域資源の小さな市民発電所の電気を市民の手で届ける電気を。

「再エネ」なら何でもいいというわけではありません。環境を破壊するような再エネ電気は選んではいけません。

地産地消、自立型のエネルギー社会へ。私たち市民の選択で未来を変えることができる…。竹村さんのお話を聞いてそう思いました。

 

13時から行われたみたか発電の定期総会に引き続いて参加された方も含むと30人弱の方が竹村さんのお話をお聞きくださいました。また講演会後は竹村さんも加わった5つのグループに分かれてオンライン上で意見交換を行い、再生可能エネルギーに関することや、地球温暖化を防ぐための方法や自分にできることなど、様々な意見が出されました。最後は出された意見を参加者全員で共有し、のちに行った参加者アンケートでは「新電力への切り替えに気持ちが動いた」と回答される方もいらっしゃいました。

 

 

竹村さんの講演の内容は「どうぞ広めてください」とご本人から許可をいただき、掲載しております。ぜひご覧ください!