あけましておめでとうございます。
新型コロナウイルスの流行により激動の1年となった2020年でしたが、みたか発電としては初のオンラインでのミーティングやイベント開催など、新たな挑戦が続く1年となりました。本年もみたか発電をどうぞよろしくお願い致します。
さて、2020年最後のイベントとして12月12日(土)にイルミネーションRE100@Mitakaを開催しました。
少し長くなりますが、以下イベントの報告です。
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STOP 温暖化 再生可能エネルギーへの切り替えを呼びかけました!
今年最後のイベント「イルミネーションRE100」が12月12日(土)に三鷹中央通り商店街の一画で行われました。少し薄暗くなってきた4時半頃、ハンドベルのクリスマスソングで開幕しました。美しいベルの音色に通行中のみなさんも足を止めてくれました。ハンドベルのみなさんの演奏がコロナで疲れている心を癒してくれました。すばらしい演奏ありがとうございました。その隣でイルミネーションRE100のステージもこんな風に完成しました。
イルミネーションRE100@Mitaka とはどんなイベント?
この光のイベント「イルミネーションRE100」は2018年に多摩市の小学校で始まり、今年も市内の小学校が3校参加しました。総合学習で地球温暖化や自然エネルギーを学習したあと、実際に自分たちでペットボトルの風車や水車を工作し、それらを使って電気を作りました。その電気を使ってメッセージボードを点灯させ再エネ電気の大切さや温暖化防止を訴えてきました。そのメッセージの一つ「サイエネデツクルミライ」が聖蹟桜ヶ丘で灯されました。今年はイベントの発案者、小林昭一さんの呼びかけで多摩市、調布市、三鷹市、武蔵野市、練馬、茅ヶ崎、川口、栃木などをつないで点灯式を行いました。その様子を同時に動画配信して地球温暖化や自然エネルギーの大切さをアピールしました。
(トリエ調布前 えねこや)
(聖蹟桜ヶ丘 多摩市内 3校小学校)
(8カ所動画配信の様子)
私たちみたか発電では毎年、明星学園小学校で課外授業を行っています。今回は風力発電ワークショップと温暖化学習会をしてイルミネーションRE100のイベントに繋げる予定が残念ながら8月末にコロナの影響で中止になりました。小学生に関わってもらうことはできなくなりましたが、国際基督教大学の学生さんや環境団体みなさん、そして三鷹中央通り商店会の協力をいただくことができ無事実施できました。
メッセージ STOP CO2! 増やそうクリーンエネルギー!
みたか発電のRE100がどのように作られたか紹介します。クリスマスツリー(写真下)やその周りに飾り付けられているイルミネーションはRE100つまりRenewable Energy 再生可能エネルギーを100%使いました。今回はベランダ発電工作セミナーに参加された方からバッテリーをお借りしました。50Wの太陽光パネルで作った電気をバッテリーに溜めて当日使いました。12Vのバッテリー6個を準備しLEDイルミネーションの飾りやプロジェクターに使い再生可能エネルギーの大切さをアピールしました。
参加団体からアピール!
そして5時と同時にみなさんと一緒に声を合わせてカウントダウンをしイルミネーションを点灯させました!その後、みたか発電―生活クラブ-そらべあ基金ー350japan―きょうりゅうやーPV-Netのみなさんが環境問題をアピールをしました。
「みたか発電」からは再エネ普及事業の活動紹介、再エネ普及を呼びかけました。「生活クラブ」の長谷部さんや「きょうりゅうや」の片山さんからは、SDGs消費活動の大切さ、例えば買う前にどこでどうやって作られた製品か考える消費活動の大切さを呼びかけました。「そらべあ基金」の下川さんは、北極で進む温暖化をそらべあ兄弟の動画で紹介。足を止めてそらべあのお話を聞いているお子さんがいました。「350japan」の魚ずみさん、杢大さんのグループは、視覚的にも訴える「LET’S DIVEST」のメッセージボードを掲げ、石炭火力発電への投資を止めるように呼びかけました。「PV―Net」の田中さんは、ちょうどこの日12月12日は地球温暖化対策の国際的枠組みパリ協定採択から5年目で、CO2排出量を実質ゼロにするには日本はもっと具体的な対策をしなければならないと訴えました。「こがねい市民発電」の佐野さんからは温暖化防止活動の連帯をアピールしてくれました。「Green People’s Power」からは新電力に切り替えようというメッセージを紹介させていただきました。コロナや寒さのせいもあり人通りが少ないのが残念でしたが、みなさん一生懸命アピールをしてくれました。ありがとうございました。
SDGs冊子の紹介もしました!
今年6月に行ったSDGsのアンケート結果を紹介しました。三鷹に関係する方に回答していただきましたが、SDGsを聞いたことがあるなど認知度は大変高い結果がでました。しかし知っているけれど解決方法が分からない、情報が少ないなどの問題点も見えてきました。市民・自治体が共同で取り組んでいかなければならない課題です。
最後にみんなで誓いを新たに!
今年はコロナ危機で大変な年になりましたが、同時に今私たちは気候危機にも直面しています。これから先若い世代に安全・安心な社会を手渡していくためにはみんなで脱CO2を徹底して環境を守っていかなければなりません。子ども達の未来がかかっています。
日本政府もやっと2050年温室効果ガス排出量ゼロ宣言をしました。そのためには自然エネルギーをもっともっと増やしていかなければなりません。私たちのライフスタイルも、大量生産、大量廃棄から省エネ、リサイクル、地産地消の消費活動へと大きく変えていかなければなりません。現在コロナ禍真っ最中ですが、立ち止まっている今こそ、生活のあり方、地球環境との関係などを振り返る良い機会だと思います。3.11からもうすぐ10年を迎える今、みなさんでアイデアを持ち寄って工夫しながら原発のない脱炭素社会をめざしたいと思います。参加団体のみなさんと誓いを新たにして写真を撮ってお別れしました。みなさま、お疲れ様でした!