市民の出資で太陽光発電を設置!
パネル112枚。出力28kW。2015.9.30発電開始
むさしのみたか市民エネルギー合同会社(NPOみたか市民協同発電とNPOむさしの市民エネルギーが設立)
「次の世代に」安心して引き継げる
エネルギー社会を
むさしのみたか市民エネルギー合同会社 代表社員 佐藤誠
地球温暖化は猛暑や豪雨の増加など、身近な異常気象で体感する機会が増えました。今のままでは2100年までに気温が5℃近くも上昇するという予測もされています。原発の問題も「なくても済む方向を目指してほしい」という多くの市民の願いに逆行するような動きが見られます。私たちはまず自分の住む地域から、次の世代のためのエネルギーシフトを進めていきたいと思います。
三鷹市井の頭の「学校法人 明星学園」様のイチョウのホール屋上に、28kWパネルの設置。設置にかかる費用約1000万は60人の市民の出資によるものです。
2015年6月、NPO法人みたか市民協同発電、
NPO法人むさしの市民エネルギーは「むさしのみたか市民エネルギー合同会社」を設立、協力して市民発電事業を推進してきました。2015年10月4日に、明星学園様のご厚意により同学園ホールの屋根に太陽光パネルを設置することが出来ました。8月末工事が終了し、10月より発電が始まる事を記念し、点灯式を開催しました。
みたか発電では毎月市内の明星学園小学校・イチョウのホール上に設置している『明星学園市民発電所』の発電量チェックをしています。
2024年1月~4月
3月、4月は天候のイメージ通りの発電量(4月、雨の日が多かった)
長期的には、昨夏がボトムでそこからは少し改善傾向という流れの中にあります。(パネルの性能が上がっているのではなく、天候が自然変動の中で推移)
2023年の1年間
2023年は計画比100%を下回る月が続いていましたが、秋以降は100%前後に戻ってきました。発電開始当初は計画比115%前後から始まりましたが、9年で15%前後のダウンは、通常の経年劣化よりはやや大きいように思われます。たまたま日射量が少なかっただけなのか、一部回路に不調があるのかは判断しかねます。
2023年7月~9月
7,8,9月の直近3ヶ月は、単月では10ヶ月ぶりに前年比も計画比も100%を上回りました。その分12ヶ月累計値もやや回復しましたが、1年通算ではまだ計画比98%レベル。太陽光パネルの発電量は、平均的には年0.5%前後ずつ低下していきます(経年劣化)。年間日射量が変動すると発電量も変動します。
2022年9月~12月
11月=計画比98%、12月=89%と春以来の漸減傾向が続いています。日射量の影響なのかどうか、他の発電所との比較が有効かと思われます。
2022年3月~6月
3月~6月まで4ヶ月分の発電は、前年比90%、計画比102%と低調でした。毎年、年間で最高のシーズンである4月、5月がいずれも計画割れとなっています。
2021年12月~2022年2月
12月~2月は、ほぼほぼ計画値前後の発電量でした。
2021年1月~12月累計は、発電量29,000kWh(家庭6~7軒分)、売電収入は約100万円(税込)、となっています。
2021年10月、11月
10月、11月は計画比107%、118%とまずまずの実績でした。
2021年9月
9月は前年89%、計画比94%と少なめでした。過去6年の平均よりも10%ほど少なめ。
2021年7~8月
7月は計画比111%=12ヶ月累計の計画比と同じくらいで、まあまあでした。
8月はお盆前後の長雨で計画比102%と低めです。
2021年4月~6月
4月は前値並み、計画124%と好調。5月は前年比85%、計画比も94%と未達。6月は前年並みで計画比115%。稼働時は計画比115%前後で始まったところ、最近は110%~それ以下となっていますが、年単位では、2019年頃までの数年間は日射量が平年より多い年が続いていたということもあります。6年目なので経年劣化や汚れの蓄積も数%分はありそうです。今年、定期点検を実施したいと思います。
2021年3月は好調
3月も計画比124%、前年比109%と2月に続き好調でした。平年より雨の日が少なく、日照時間が多めだったためと思われます。
2020年4月~2021年3月の「2020年度実績(12ヶ月実績)」は計画比109%、前年比98%。年単位の変動としては小さめ。設置当初と比べると5%ほど低下。経年劣化もあると思われますがパネルの汚れの蓄積の影響も考えられます。→定期点検で清掃も。
2021年1月、2月は前年並み
12月は発電量がちょっと少なかったので(計画比88%) 心配しながら見に行きましたが、1月、2月ともに前年並みの発電量でしたので特に急いでパネルの点検をしてもらわなくてはいけないような不具合はないかと思われます。しかし今年は定期点検の年なので、パネルの清掃もしてもらうとパワーアップするかもしれません。
2020年12月
10月~12月の実績について、拙宅の発電量では対前年105%くらいのところ、明星は97%と少し乖離が出ています。パネルの種類や設置条件が異なるせいかもしれませんが、経過観察が必要です。2020年1年間も、過去10年で下から2番目くらいの発電量でした。
事業計画上は計画比108%くらいですので影響はありません。
2020年9月
7月~9月の3ヶ月分を反映しました。7月は計画比、前年比とも大きく下回りました。梅雨明けが遅かったせいかと思います。8月は計画(平年期待値)より多め。9月は前年より少ないですがほぼ計画値並み。3ヶ月全体では計画比103%。年間ではずっと計画比115%くらいで推移してきましたので、この夏3ヶ月はやや少なめの3ヶ月でした。定期点検は来年度の予定です。
年度別・月別 売電量(発電量)推移
2015年9月末稼働ですので、10月~翌年9月を「年度」としています。
ここ数年、発電量が多くなる初夏から夏場の天候(晴天⽇)の年度差が⼤きく、⽇照時間の違いから売電量(発電量)の年度差の⼤きくなっています。発電量が少ない秋冬は年度差が⼩さめです。
2016〜2017は年間⽇射量が平年より10%以上多く、どこの太陽光発電も発電量が多くなっていました。2019, 2020は逆にここ10年ほどの中では⽇射量が少なく、発電量が少なめとなっています。
もともとパネル性能には「経年劣化」が10年で3〜5%程度ありますので、ここ2年ほどの発電量低下が、⽇射量と
通常の経年劣化の範囲なのかどうかは、確認しておいた⽅が良いかと思います。